香色(こういろ) 香色(こういろ)というのは、香で染めた色のことです。 実は、伽羅色を含めた「香染め」というのは、丁子という名のお香で染めた色のことです。 丁子は、こんなカタチ。釘のようなカタチ(丁字)から名…
抹香時計を作ってみる|電子マネー時代、落語『時そば』の話は通じるのか? 抹香(まっこう)とは、細かいお香の粉のことです抹香時計というのは、「時効盤」といって、お香を焚いている時間で、時を計ろうというもの。お寺に置いてあるのを見てもあまりピンとこず、通り過ぎてし…
茜色(あかねいろ) あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が手を振るこれは、万葉集に出てくる問答歌で額田王の作。学生時代の歴史や古典の時間に、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?私は、これを初めて聞…
世界三大美女といえば、クレオパトラ、楊貴妃、そして小野小町|共通点は何? 世界三大美女といえば、「クレオパトラ」「楊貴妃」に加えて、小野小町だといわれるのは、日本だけだと言われます。実物を見たわけでもないので、その評価をどうのこうの言うつもりはありませんが、クレ…
古代紫(こだいむらさき) 紫は、古代から人々にとっての憧れの色でした。はじめて、自分たちの日常に「身分を表す色」を取り入れたのは、冠位十二階の制度を考えた聖徳太子。紫は、最高の冠位を表す色でした。古代ローマやエジプ…
京都三大祭りのトップ『葵祭(あおいまつり)』中止|葵は逢う日 葵祭の路頭の儀が、今年も中止。これで3年連続して、あの王朝絵巻が見られないコロナ渦の中、蜜を避けるためとはいえ、残念!あの、源氏物語の中にも描かれているシーンが、目の前を行くのを見ているだけ…
塗香は、身を護るための浄化アイテムとして使われてきました 10年ほど前までは、御朱印帳を持っている人は多くはなかったです。けれど、だんだん多くなり社務所に行列ができるようなところも出てきました。そして最近は、コロナの影響で、あらかじめ書いてあったも…
お香セラピー『彩り香®(いろどりこう)』って、いったい何?|彩り香とは? お香セラピー彩り香は、「自分と向き合うための癒しツール」というのが原点です◆彩り香って、なに?色を選んで、お香を創る??? ちょっとイメージが湧かないかもしれませんね。 実は、人の持つ五感を活…
ネオクラシックな糸のお香って、どんなんだろう?いざ、淡路島へ!|彩り香師お香探しの旅 日本最初のお香漂着の地、淡路島へ糸のお香???フェリシモの記事で、こんな驚きのキーワードを見つけました。なんだか、横文字が多すぎてよくわからないけど、「糸のお香」というのが、引っかかりまし…
【京都で学ぶ和の香り】天然龍脳を焚いて楽しむ|6月は声明の流れる中での『曼荼羅ぬり絵』 『龍脳』てスゴイ名前だと思いませんか?龍の脳って‥‥。天然の龍脳は、それほど貴重なものなんです。お香を作る際、少しでもいいから、必ず、入れてほしいのが、この『龍脳』。香りを広げる役目を果たし…