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【京都で学ぶお香のかおり】6月は声明の流れる中での『曼荼羅ぬり絵』|天然龍脳を焚いて楽しむ

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【京都で学ぶ和の香り】天然龍脳を焚いて楽しむ|6月は声明の流れる中での『曼荼羅ぬり絵』

【京都で学ぶ和の香り】天然龍脳を焚いて楽しむ|6月は声明の流れる中での『曼荼羅ぬり絵』

2022/05/30

 

『龍脳』てスゴイ名前だと思いませんか?

龍の脳って‥‥。

天然の龍脳は、それほど貴重なものなんです。

 

お香を作る際、少しでもいいから、必ず、入れてほしいのが、この『龍脳』。

香りを広げる役目を果たします。

 

香りが濃くて、人によっては苦手意識を持たれることもあります。

樟脳(しょうのう)のような香り、といえばイメージがつかめるでしょうか?

 

 

古くから中国やヨーロッパでは、頭痛、眼病、歯痛に効くということで重宝されました。

日本には、奈良時代に鑑真が来日する際に、多くの経典と共にクスリとして運んできたようです。

 

今も、龍脳はクスリとして流通していて、「六神丸」「救心」「仁丹」などに配合されています。

江戸時代末期に、その原型を見出せる「龍角散」の名前の由来は、初期の処方に、龍脳、龍骨、鹿角霜を使っていたからだとか。

 

他には、書道で使う「墨」を作る際にも、必要なものです。

墨をすっている時に辺りに広がる涼やかな香り、あれが龍脳の香りです。

 

 

 

もともとはリュウノウジュという木から採れる樹脂が結晶化したものが『龍脳』。

ほかに木を細かく刻んだものを、水蒸気蒸留して昇華させ、その結晶を集めてつくることもできます。

 

ところが、現在では乱獲によってリュウノウジュそのものが、国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅寸前に分類されるほど貴重で希少なものになってしまいました。

 

そこで、龍脳の主成分であるd-ボルネオ―ルを、樟脳を使って作り出した人工的な龍脳もできています。

 

彩り香のおけいこ12では、毎月ちがったテーマでお香つくりのワークがありますが、6月は、つくるのではなく香りそのものを楽しんでいただきます。

 

様々なお香の原型を知り、常温での香りと、焚いた時の香りの違いを比べていただきます。

今回ご紹介した、この貴重な『龍脳』も、その違いを楽しんでいただけますよ。

全く違った香りになるので、毎回、皆さんから驚きの声がでます。

 

お香を焚きながら、曼荼羅ぬり絵アートも楽しんでいただきます。

会場には、声明のCDを流し、嗅覚・視覚・聴覚を同時に活性化。

出来上がった曼荼羅アートには不思議なチカラが宿ります。

 

 

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