安息香(あんそくこう) 2023/05/24 『安息香』という名のお香があります。ランクによって差はありますが、手元にある『極上安息香』は、とても甘い香りがします。まるでバニラのような・・・と表現されることが多いようです。安息香は、エゴノ…
六種の薫物(むくさのたきもの)のひとつ、『黒方(くろぼう)』の調香 2022/07/16 平安時代に熟した文化のひとつに『薫物(たきもの』があります。お線香やにおい袋のお香と違って、粉状のお香を合わせ、はちみつや梅の果肉などを使って練り上げた『練り香(ねりこう)』を使います。平…
【京都で学ぶ和の香り】天然龍脳を焚いて楽しむ|6月は声明の流れる中での『曼荼羅ぬり絵』 2022/05/30 『龍脳』てスゴイ名前だと思いませんか?龍の脳って‥‥。天然の龍脳は、それほど貴重なものなんです。お香を作る際、少しでもいいから、必ず、入れてほしいのが、この『龍脳』。香りを広げる役目を果たし…
京都で食べる|日本最古のお菓子の店は、八坂神社のはすむかい(ナナメ向い) 2022/04/10 実は、これ『清浄歓喜団』といいます。私は、このお菓子のことを、30年以上前に知りました。その当時、入院していた友人を見舞いに行ったとき、彼女から聞きました。これってね、日本最古のお菓子なんだ…
白檀ものがたり その1|ルーツは古代インド、お釈迦様の生まれた国 2022/02/12 香り文化のルーツはインドひと口に『お香』といっていますが、本当の意味での『お香』というのは、「白檀」と「沈香(伽羅を含む)」の2種類だけなんです!それ以外は、香木ではないので、香原料と呼んで…
お香のものがたり、始まりはじまり~ 2022/02/09 日本で最初のお香 お香が、日本に最初に届いたのは、淡路島の北の方。潮の加減か、よく流木が流れ着く所だったらしい!村人は、それを乾かし薪として利用していました。 ある日のこと、そんな流木を見つ…
おばあちゃんのタンスの匂いって? 2022/01/14 今日は、『龍脳』のことをお伝えしますね。『龍脳』って、漢字をみるとちょっとギョッとしませんか?龍の脳って・・・・・。龍脳を日本に伝えてくれた国、中国において、それだけ貴重なものだった、とい…
空薫と書いて、「そらだき」と読みます。では雲薫というのは 2022/01/12 お香を楽しむには、いろいろな方法があります。仏壇でお線香をあげて、手を合わせる、というのは『供香』着るモノに香りをつける『衣香』そして、『空薫』空薫、と書いて「そらだき」と読みます。空があ…
お屠蘇の中身って、何? 2021/12/28 元旦の朝、○○さんが一番になさることは、なんですか?私は、朝陽に手を合わせることから始めます。次は仏壇の義父と義母に、お線香をあげて手を合わせます。 その次は・・・・おせちの前に、お屠蘇です…
食べるお香 2021/11/02 大茴香(ダイウイキョウ)お料理の際に使うスパイスで、とっても便利な五香粉(ウーシャンフェン)ですが、実は、5種類と決まっているわけではなく、「たくさん」という意味を込めて、『五』という数字が…
線香のメカニズム 2021/10/29 どこから香りがするの?《プレミアム体験会》2021年11月3日(水・祝)12月4日(土)テーマ:手づくり線香にトライ!今月は、おけいこ12のお香ワークでも、線香を作っていただきます。ところで、線香の香…
丁子が戦争の原因だなんて・・・ 2021/10/11 『おいしいものが食べたい』というのは、昔も今も変わりはないようです。丁子は、ヨーロッパでは、香辛料としての役割が重要で、実はこれを求めて、取り合いの戦争まで起こった時代もありました。 スパ…