『篆香(てんこう)』って、何?
2024/10/02
篆香の『篆』は、篆書(てんしょ)の篆です。
篆書・・・テンショ?
あまり聞いたことはないかもしれないけど、見たことはあると思います。
ほら、実印のような読めないハンコの文字、って言えば、わかるかも?
昔、歴史の時間に出てきた『漢委奴国王』の金印の話とか、覚えていませんか?
あの文字が、篆書体なんだとか。
いわゆる『書体』というものの中で、最も古いものと言われています。
特徴としては、
・線の太さが一定
・原則として左右対称
・ハネ、払いなどがなく、一定の速さで書く
・連なる線の間は等しい間隔
・曲がる箇所には丸みがある
などです。
『篆香(てんこう)』は、筆で文字を書く篆書のデザインを、お香で描いたようなもの、と捉えていいかと思います。
『篆香』は、中国で古くからあるお香の使い方です。
拓香とか、香拓といった呼び方をすることもあります。
本来は、香炉の灰を平らにして、その上に型を置き、型の中にお香を埋め込むようなカタチで仕上げていきます。
日本では、同じように、灰を平らにして、その上にお香でカタチをつくっていくという『時効盤』というものがありました。
こちらは、単に宗教儀式や精神修行のためのものというだけでなく、『時を計る』という役目も持っていたのです。
江戸時代、人々に『時間』を知る必要が出てきました。
それまでは、季節の移り変わりに意識が向くことはあっても、細かな時間まで気にすることはありませんでした。
それは、いったい何故?
10月の彩り香®のおけいこでは、そのあたりの時代的な背景も含め、この時代の人の時間への意識といったお話をさせていただきます。
そして、トライしていただくのが『篆香をつくる』こと
カジュアルをモットーとする彩り香®では、ややこしい過程はスキップして、簡単にお香のカタチをつくることだけを楽しんでいただきます。
あなたの調香したお香を、燃えていく過程も含めて楽しんでください。
おけいこの日は、
10/13(日) 満席
10/14(月・祝) 13:00~16:00
10/19(土) 13:00~16:00
10:30(水) 10:00~13:00▲
そして・・・・・
やってみたいという方は、1日体験会にご参加ください。
<1日体験会について>
◇日程 : 10月27日(日)
・10:00~12:00
・14:00~16:00
※体験はこの日のみです
◇体験費用 : 10000円
◇会 場 : カラースクールT.A.A
※香楽師®雪コースの教材をお持ちの方は、Zoomで受講できる方法もお伝えしますよ。
公式LINEメッセージで、ご相談ください。
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彩り香
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