抹香時計(時香盤)を作ろう!
2023/10/13
抹香時計・・・
「あまり、聞いたことがない」
そう言われるかもしれませんね。
私も、10年ほど前までは知りませんでした。
お寺の鐘が、【時の音】だと知るまでは・・・。
子どもの頃、夕方、5時ごろになると、どこからともなくゴ~ン聞とこえてくる鐘の音で、
あ、帰らなきゃ!
なんて思ったものでした。
生活のスピードが速くなってきている、と感じませんか?
時間を知る手段がなければ、とても落ち着かない気持ちになってしまいます。
昔の人は、どのようにして、『時間』を知ることができたのでしょう?
そのひとつに、香時計というものがあります。
実は、お香を使った時計は、古代から使われていたと考えられています。
日本では、奈良時代には寺院で仏前の常香盤として使われていました。
もともとは、中国で使われていたものが、奈良時代に伝わったとされています。
中国
紀元前6世紀頃:中国で初めてお香を使った時計が使われたとされる。
紀元前2世紀頃:中国で「香盤」と呼ばれるお香を使った時計が考案された。
唐代:中国で「香燭」と呼ばれるお香を使った時計が広く使われるようになった。
日本
奈良時代:日本に香盤が伝来した。
平安時代:日本でも香盤が広く使われるようになった。
鎌倉時代:日本に線香が伝来した。
江戸時代:日本では庶民の間でも線香時計が広く使われるようになった。
お香を使った時計は、お香の燃焼速度が一定であるという性質を利用して、時間を計ります。
お香を線状に敷いた板に火をつけ、燃え残った長さで時間を読み取ります。
現代でも、香りを楽しみながら、時間を知ることができることから、趣味やインテリアとして自宅に置く人もあるとか。
そんな、『抹香時計』を、自分の作ったお香で再現してみようというのが、10月のワークです。
是非、ご一緒ください。
----------------------------------------------------------------------
彩り香
〒600-8415
京都府京都市下京区因幡堂町651
電話番号 : 050-1558-3278
----------------------------------------------------------------------