白檀ものがたり その1|ルーツは古代インド、お釈迦様の生まれた国
2022/02/12
香り文化のルーツはインド
ひと口に『お香』といっていますが、本当の意味での『お香』というのは、「白檀」と「沈香(伽羅を含む)」の2種類だけなんです!
それ以外は、香木ではないので、香原料と呼んで区別しています。
中でも白檀は、常温でも温めても燃やしても、それぞれにいい香りがするの万能のお香。
インドの人たちは、遥か昔から、この効用を自分たちの生活に活かしていました。
白檀は、サンスクリット語でChandana(チャンダナ)と呼ばれました。
これが、「チャンダナの木」→サンダルの木=サンダルウッド(英語読み)です。
Chandanaの意味は「身も心もさわやかにして、活力を与える」とのこと。
白檀は、古代インドにおいても、非常に重宝されました。
香料としてもすぐれたものであるのと同時に、クスリとしての効能がたくさんあったからです。
古代インドのアーユルヴェーダ(インド医学)には、欠かせないものでした。
その効用としては、黄疸を治すものであったり、喀血を治す、あるいは、解熱剤としても使われたということです。(医学書「チャラカ・サンヒター」「スシュルタ・サンヒター」より)
使い方は、粉末状のものに水を加えてペースト状にして塗ったり、その粉末を飲んだりしたようです。
ヨーロッパでは、今でも、アロマを薬として処方する所もあるようですが、そのルーツはこんなところにあったのですね。
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