琥珀色(こはくいろ) 琥珀色(こはくいろ)・・・といえば、スコッチ・ウィスキーを思い浮かべてしまうのは、酒飲みの性でしょうか?琥珀(こはく)というのは、数千年前の松柏科の植物が、傷つけられた自身を治癒するために分泌…
常磐色(ときわいろ) 松竹梅が、おめでたいとされるのは、何故?と思ったことは、ないですか?もともと、中国の『歳寒三友図』(さいかんさんゆうず)から来ていて、寒い季節に友とすべき3つのモノということです。その3つが…
猩々緋(しょうじょうひ) 猩々(しょうじょう)というのは、中国古典に出てくる想像上の生き物です。 猿のような顔をしているとされていました。 龍や麒麟と同じように、伝説にしか存在を確認することはできません。 室町時代あ…
利休鼠(りきゅうねず) 利休鼠(りきゅうねず)・・・この緑がかったグレーには、利休という名がついていますが、特に千利休が選んだ訳ではありません。茶道で使うお茶の緑と、侘茶という概念からの抑えたトーンがこの色の名前に相…
織部色(おりべいろ) 織部色(おりべいろ)という色は、茶道の心得がなくても、陶器の質感と共に覚えがあるのではないでしょうか?織部というのは、古田織部の通称で知られる武将の名前で、本名を古田重然(ふるたしげなり)…
黄金色(こがねいろ) 黄金色の輝き、というとキラキラして美しいだけでなく、そこに価値を見いだせるものということが伝わりますね。『こがねいろ』というのは、そのまま黄金(おうごん)に直結するイメージを広げます。学生…
紅葉色(もみじいろ) 『紅葉』という字は、「こうよう」「かえで」「もみじ」という3つの読み方があります。どれも正しい読み方です。それぞれ、別の漢字が宛てられるときもあります。こうよう黄葉かえで楓もみじ椛「こうよう…
紅花(べにばな)のお茶会へのお誘い 紅花(紅花)は、染料としてだけでなく、スパイスとしても優れた効用があります。香りと風味向上特に、米料理やスープ、カレー、スパイスブレンドに使用され、独特の芳香と風味を添えます。抗酸化作用中…
一斤染(いっこんぞめ) 一斤染(いっこんぞめ)とは、絹一疋(いっぴき)を染めるために、紅花を一斤使ったことから、この名になりました。一斤とか一疋とか、聞きなれない単位ですね。斤というのは、中国から入ってきた「重さ…
青磁色(せいじいろ) 『青磁』は、中国で生まれ発展していった磁器です。青磁釉(せいじゆう)を施した磁器の総称を『青磁』と呼んでいます。この釉薬に含まれる鉄分の量によって、黄色が勝った緑から、空色まで、発色が大き…