インフルエンザといえば、この香りでしょう!
2025/11/28
例年より早いペースで、インフルエンザが流行しているとか。
気を付けてはいるけれど、それでも「あれ?ちょっと危ないかな?」と感じる時ってありますね?
そんなとき、私が頼りにするのは『葛根湯』
葛根湯は、風邪のひき始め、特に「ゾクゾクと寒気がして、首筋や肩がこわばる」といった初期症状に最適です。
というのは、葛根湯の重要な構成生薬には『桂皮』が使われています。
『桂皮』は、発汗を促して熱を逃がし、体を温める作用に優れています。
インフルエンザを含む風邪の対策として、葛根湯が愛用される背景には、この桂皮の温熱作用が大きく貢献しているのです。
桂皮は、クスノキ科のシナニッケイ(カシア)の樹皮を乾燥させたものです。
甘くて、かつスパイシーな香りが特徴で、お香を調香する際にもよく使います。
漢方薬として「桂皮」と呼ばれるこのスパイスは、和菓子の世界では「ニッキ(肉桂)」という名前で親しまれています。
ニッキの香りを代表するお菓子といえば、京都の銘菓『八つ橋』があります。
あの独特の甘く刺激的な風味こそが、桂皮(カシア)の持つ力強い香りなのです。
『八つ橋』の起源は江戸時代まで遡りますが、その名前の由来には二つの有力な説があります。
◇箏曲の祖「八橋検校(やつはしけんぎょう)」説
お菓子の形が、箏曲家である八橋検校が演奏した「琴」の形を模しているという説。
検校は亡くなった後、京都の黒谷(金戒光明寺・常光院)に葬られ、多くの人が墓参りに訪れたため、その参道で検校にちなんだお菓子が売り出されたのが始まりとされる説。
◇『伊勢物語』の「八橋」説
平安時代の古典『伊勢物語』の主人公(在原業平)が、三河国(現在の愛知県)の「八橋」という場所で、水が八方に分かれて流れる川に八つの橋が架かっているのを見て歌を詠んだという故事に由来するという説
どちらの説にせよ、八つ橋は京都の文化や古典と深く結びついた銘菓であることに変わりはありません。
お香から立ち上る一本の煙が、葛根湯という健康を支える薬となり、そして八つ橋という人々に愛されるお菓子へと形を変えていく‥‥‥。
桂皮(ニッキ/カシア)という一つの植物が、精神的な安らぎ(お香)、体の健康(漢方薬)、そして食文化の楽しみ(八つ橋)を繋いでいることは、日本の文化の奥深さを感じさせますね。
お香をつくる、というのは、その効能や歴史も共に楽しめる時間です。
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