お香のものがたり、始まりはじまり~
2022/02/09
日本で最初のお香
お香が、日本に最初に届いたのは、淡路島の北の方。
潮の加減か、よく流木が流れ着く所だったらしい!
村人は、それを乾かし薪として利用していました。
ある日のこと、そんな流木を見つけた老夫婦が、自宅に持ち帰ったそうな・・・。
そして、いつものように飯炊のかまどにくべたところ、辺りにはえもいわれぬ、いい香りが……。
村人はびっくり仰天!
おばあ「お前さん、いったいこれはなんぞえ?」
おじい「いやー、わしにも分からん。」
おばあ「村の長に、聞いたみてはどうやろの?」
おじい「それがええのう」
という会話が、あったとかなかったとか・・・。
ところが、村の長をはじめ、皆みな、分からんと言います。
そして
これは、都のえらーい人に見てもろたらどないじゃろ?
ということになり、えっちホッチラ、飛鳥の都まで運んでいくことになりました。
都のえらーい人とは、聖徳太子。
その良木を、ひと目見るなり
「これは大陸で使われている沈香という香木じゃ」
と判断を下したのでした。
その流れ着いた辺りは、現在は『枯木神社』として祀られており、地元のお香屋さんによって、丁寧に管理されています。
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彩り香
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