白檀ものがたり その2|彩り香では、天然100%のお香を使います
2022/04/24
お香の体験会で、いろんなお香を一つずつチェックしてもらうと、たいていの方が
「あ、これが一番好き!」
とおっしゃるのが「白檀(びゃくだん)」です。
それは、香りが記憶にあるから安心するといった方が正しいかもしれません。
白檀は常温で香るので、加工した製品を身近に見る機会があるからかも?
昔、お母さんが白檀の扇子を持ってた 、なんておっしゃる方もあります。
その白檀、今、危機を迎えています。
人気が高く、伐採しすぎというのが、その理由。
ついに、輸出規制の話も出るほど。
白檀は、アロマではサンダルウッド。
こちらも年々手に入りにくくなっていると聞きます。
白檀は木が独立して自生しているのは、発芽してから約半年、と言われます。
あとは他の木の根っこに寄生して、養分を分けてもらうのです。
さらに、木に雌雄の別があるので、片方ばかりが近くにあっても受粉できず、一代かぎりとなってしまうこともあるとか。
ようやく、伐採できるほど大きく育っても、伐採してすぐは、あの白檀特有の甘い芳香はしないのです。
そこから何年も寝かせて、ようやく、流通ルートにのせられることになります。
ところが、まだ、厄介な問題が!
白檀の香り成分であるサンタロールという化学物質は、太陽光線や空気の流通に非常に影響を受けやすいのです。
需要と供給の関係で、どんどん価格が上がってきている白檀ですが、インド以外の熱帯・亜熱帯地域においても産出されます。たとえば、インドネシア・西アフリカ・ハワイ・オーストラリア等です。
彩り香のおけいこの際、それぞれの地域の白檀の香りを比べていただくことがあります。それぞれの良さはあるものの、やはり、老山白檀が最も気品があると感じられる方が多いようです。
白檀の産地かおり比べ、ご興味があれば是非、彩り香の体験会に参加してみてください。
どんなことも、ご自分で経験して確かめるのが一番です。
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彩り香
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