碧色(へきしょく)
2024/04/13
碧……
あなたは、どう読みますか?
この字は『みどり」とも『あお』とも読みます。
この字が、ふたつの色名を持っていることが、「信号が緑色でも青信号と呼ぶ訳につながります。
私たちの先祖にとって、初めての色は『アカ・クロ・シロ・アヲ』でした。
明るいが,転じて『アカ』
暗いが転じて『クロ』
眩しいくらいに明るい状態をシロ
それ以外の漠とした状態を『アヲ』と呼んでいました。
夕方のうすぼんやりした色もアヲ
どんよりした曇り空もアヲ
よくわからない色は、ぜーんぶアヲ。
だから、青もアヲ、緑もアヲだったのです。
そして『碧(へき)』というのは、もともと、石英に不純物が混じったもののことをさしました。
アゲート(瑪瑙)やカルセドニー(玉髄)と同種。
この中で完全に不透明なものをジャスパー(碧玉)と呼ぶそうです。
だから、赤から紫まで様々な色のジャスパーがあるわけですが、和名で『碧色(へきしょく)』といえば、緑色のひとつ。
なんだか、とってもややこしいですね。
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