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紅の八塩(くれないのやしお)

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紅の八塩(くれないのやしお)

紅の八塩(くれないのやしお)

2024/04/18

紅の八塩(くれないのやしお)って、なんだか色の名前とは思えない、きれいな響きだと思いませんか?

事実、検索をかけると施設名として出てきて、ちょっとビックリしました。

 

色名としては、とても古いです。

奈良時代には、すでに使われていたようです。

 

八塩の「八」は、とてもたくさんということを表現する数字。

八塩の「塩」は、「入(しお)」とも書かれて、何度も浸すという意味。

紅花オンリーの染液に、何度も何度も浸して染める、とても贅沢な色。

平安時代には、『唐紅(からくれない)』とも呼ばれて、貴族たちにとっても憧れの色でした。

 

唐紅は『韓紅花(からくれない)』とも表記されます。

唐も韓も、大陸からやって来たことを示しています。

 

藍というのは、藍色ではなく、色全体のことです。

赤も藍・青も藍。

色は全部『藍』といいました。

 

大陸の呉(くれ)からやってきた、藍(あい)ということで、『くれ・あい』が変化して『くれない』に・・・・・

平安時代の人々にとって、特別な色でした。

もちろん、こんなに贅沢な『赤』は、身分の高い人しか身につけることは許されませんでした。

禁色(きんじき)といいます。

使ってもいい色は、許色(ゆるしいろ)です。

紅花は、梅雨の時期、黄色い花を咲かせます。

紅花を、県の花にしている山形で開催される、紅花まつりは、今年(2024年)は7月1日から。

 

畑一面に咲く紅花は、圧巻です。

紅の八塩は、こんな色

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彩り香
〒600-8415
京都府京都市下京区因幡堂町651
電話番号 : 050-1558-3278


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