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褐色(かっしょく)

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褐色(かっしょく)

褐色(かっしょく)

2023/10/02

褐色は「かちいろ」と読む場合と「かっしょく」と読む場合で、色が異なります。

 

「かちいろ」と読むのは、紺色よりもさらに濃い藍色。

「かっしょく」と読むのは、いわゆる焦げ茶色のような濃い茶色。

もともと『褐(かつ)』というのは、『衤(衣編)』に『曷』を組み合わせた形象文字文字です。

『曷』と『葛(くず)』に共通した部があることから、『褐(かつ)』は、「くずという植物の繊維で織った粗末な布」を表していました。

 

この『かつ』という音の響きが、『勝つ』につながったのは、鎌倉時代。

それまで色の文化の担い手であった貴族の時代から、武士の時代へ変わっていった時代です。

藍染めの色を、より濃く染めようと、藍と布を臼にいれて、何度も打つ動作を「搗(かつ)」と言います。

この字は、うすの中にもち米などを入れて搗く(つく)時に使います。

 

さらに、こうして搗いた(ついた)時に、「カツカツ」という音がした、ということからも、武士に好まれるようになったといいます。

戦うことが仕事の武士にとっては、『勝つ』ことというのは、明日に命が繋がること。

とても重要なことです。

 

そうして縁起を担いだこともありますが、美しさの点でも、この濃い藍色は他の色を映えさせる色になります。

 

武士の時代には戦いのユニフォーム甲冑に取り入れ、自身の強さをアピールすることにも、大いに役立ったことでしょう。

 

 

そして、こうした意識は受け継がれ、近代になって起こった戦争、日清戦争や日露戦争の際にも、軍服にこの褐色(かちいろ)が採用されたのでした。

褐色(かちいろ)はこんな色

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