萩色(はぎいろ)
2022/09/20
「白露もこぼさぬ萩のうねりかな」(芭蕉)
草かんむりに、秋と書いて「萩」
萩は、秋を代表する花ですね。
こぼれ萩とは、こぼれるように咲き乱れた萩の花を表現する、俳句の季語。
萩で有名な京都の梨木神社の『萩まつり』は、2022年は9月23日から25日まで開催されます。
参道一杯に咲き誇る萩の花、美しいこと請け合いです。
万葉集に出てくる160種類ほどの花の中で、最も登壇数が多いのが『萩』。
萩は、秋を代表する花として、万葉の昔から愛された花でした。
ところで、さきほどご紹介した梨木神社には、有名な井戸があります。
京都三名水と呼ばれ、醒ヶ井(さめがい)、県井(あがたい)、と共に名水とされた『染井(そめがい)』です。
3つの中で、未だ枯れずに湧き続けている唯一の井戸が、この染井なんです。
梨木神社は明治18年に創設された比較的新しい神社です。
たまたま井戸のあった所に神社が創建されたのだとか。
『染井』の名前の所以のひとつに、宮中の染め物にこの水が使われていたのではないか、というのがあります。
もしかしたら、萩色をつくる水に使っていたのかもしれない、なんて思うと、ちょっとロマンティックだと思いませんか?
萩色(はぎいろ)は、こんな色
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彩り香
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