12月のおけいこ 江戸の”粋文化”を味わう|今に残る江戸の文様柄
2023/11/22
月に一度を12回 彩り香®セラピー 12月は『文香(ふみこう)』を作ります
日本の歴史の中で、有名な手紙のひとつは、聖徳太子が隋の煬帝に送った手紙ですね。
「日出処の天子、書を、日没する処の天子に致す。恙なきや。」
遠い昔、歴史の時間に居眠りをしながら、きいた覚えがあります。
気持ちを届けるのに、手紙を、大いに利用したのは、平安時代かもしれません。
恋の歌を想い人に・・・
季節に咲く花の枝に、その文を添えて・・・
手紙をもらった方も、その返事を書かなくてはなりません。
気の利いた返歌をしたため、香りを焚きしめて家来に持たせる・・・・
今とは違い、相手に関する情報を得られる手立てが少ない時代の事。
「香り」は重要なアイテムでした。
時代は進み、江戸時代。
身分の高い人だけでなく、庶民も字を書くことを覚えます。
寺子屋の広がりが、日本の識字率を大いにアップさせたと言います。
江戸時代は、庶民の文化が発展した時代。
お上が、その庶民の贅沢をなんとか抑えようと「ぜいたく禁止令」を出します。
だけど、文化の発展と共に勢いのある庶民は、だまってそれに従っているだけではありません。
見かけは、地味な羽織には、上等な絹の裏地をつけて、密かな贅沢を楽しむ・・・
といったことも多々あったとか。
江戸小紋の細かい柄は、遠くからでは単色に見えます。
そばに寄ってみて、初めてわかるほどの細かい柄を作り出したのは、職人の技。
いかに細かく美しく仕上げられるか、が職人の腕の見せ所でした。
いろんな柄が出来上がった江戸時代。
12月の彩り香のおけいこは、さまざまな柄の袋をつくり、手紙の中に忍ばせる「文香(ふみこう)」をつくりましょう。
<2023年12月のおけいこ>
9日(土)13:00~16:00
12日(火)13:00~16:00
20日(水)10:00~13:00
上記の日程の内、1日を選択
会 場:カラースクールT.A.A(MAP)
参加費:10000円
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彩り香
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