1月の彩り会ーねり香
2022/01/04
ねり香は、ねり香水ではありません
香りが立つ柔軟剤が出回るようになってから、『自分の匂い』に意識が向くようになった人が増えたと思います。
そんな影響があるのでしょうか、『ねり香』というと、直接肌に塗り込む『ねり香水』と間違える方がおられます。
京都の街のおみやげ屋さんなどでよく見かける『ねり香水』ですが、実はこれは、香水の原型。
もともと、『香料』は存在していました。
それらを油に溶かして、肌に塗布するという使い方をしていたようです。
遠い昔の話ですよ。
エジプトやメソポタミアの時代・・・。
おしゃれにというよりは、儀式に使っていたようです。
新約聖書の『香油』は、英語では『ointment』。
日本語では『軟膏』と訳される単語です。
香水ができる、ずっと以前から使われていたクリーム状の香油、それが『ねり香水』のはじまりです。
今回のワークで作っていただく『ねり香』は、上質の香料を調香して、ハチミツなどで練ったもの。
これを温めることで仄かに香りが立ちます。
平安貴族たちは、この配合を自分だけのレシピとして、他人には明かさなかったと言います。
その香りを着物に焚きしめたり、人を迎え入れる部屋にくゆらせました。
今回は、新たな歳を寿ぐ香り『黒方』のレシピをお伝えします。
◆1月16日(日)
13:00~15:00
リアル
※どなたでもご参加できます
◆1月22日(土)
13:00~15:00
ZOOM
※雪コースを修了された方が対象です
◆会費
はじめて参加の方 5000円
2回目以降の方 3000円
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彩り香
〒600-8415
京都府京都市下京区因幡堂町651
電話番号 : 050-1558-3278
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