山葵色(わさびいろ) わさび・・・それは、和食の陰の立役者といっても過言ではないかもしれません。ツーンと鼻に抜けるあの辛みとさわやかな香りは、お刺身やお寿司には欠かせない薬味ですね。わさびを「山葵」と書くように…
撫子色(なでしこいろ) 「ナデシコ」は「撫でし子(撫でてかわいがる子)」ということで、万葉集にも子どもや女性に使われることの多い花でした。撫子色は、周りの愛を一身に受けて、穏やかに幸せに過ごしている人を表現する色…
鳶色(とびいろ) 鳶色は、暗い黄色みの赤、とされてます。日本人の瞳の色だとも・・・・。瞳の色は千差万別ですが、40代以上の人にとっては、アリスの堀内孝雄さんの歌、『君のひとみは100万ボルト』に出てきた印象が強い…
古代紫(こだいむらさき) 紫は、古代から人々にとっての憧れの色でした。はじめて、自分たちの日常に「身分を表す色」を取り入れたのは、冠位十二階の制度を考えた聖徳太子。紫は、最高の冠位を表す色でした。古代ローマやエジプ…
鬱金色(うこんいろ) 二日酔いに効くだけじゃないウコンの魅力『鬱金』って、むつかしい字ですよね。読めないし書けない。どうしてこんな難しい字が当てられたかというと、ウコンがもたらされた頃(室町時代以降)には、『鬱…
菜の花色(なのはないろ) 一面に広がる菜の花畑に蝶々が舞う・・・平和な世界の花は、アブラナ科の植物の総称。油菜・・・つまり「油の採れる菜っ葉」なんですね。サクラの咲くころ、満開を迎えるも菜の花が多いことから、春の花…
紅梅色(こうばいいろ) 木の花は、濃きも薄きも紅梅・・・清少納言最初に日本に伝わった『梅』は白梅でした。大陸から伝わった貴重な木として万葉集や古今集に、それを詠んだ歌が残されています。ところが、その後、紅梅が伝わると…
【京都で学ぶ和の香り】天然龍脳を焚いて楽しむ|6月は声明の流れる中での『曼荼羅ぬり絵』 『龍脳』てスゴイ名前だと思いませんか?龍の脳って‥‥。天然の龍脳は、それほど貴重なものなんです。お香を作る際、少しでもいいから、必ず、入れてほしいのが、この『龍脳』。香りを広げる役目を果たし…
二藍(ふたあい)|源氏物語にみる和の色の世界 源氏物語によく出てくる『二藍(ふたあい)』って?源氏物語の中には、色鮮やかな情景や、たおやかなお香の香りをイメージさせる場面が、あちらこちらに散りばめられています。彩り香のおけいこでワーク…