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「お線香を手作りします」というと、たいてい皆さん驚かれます。「線香なんて、自分で作れるものなの?」って・・・・・そして、実際に作ってみた方は「楽しい・・・・おもしろい・・・・・うれしい・・…

小豆色(あずきいろ)は、少し紫みを帯びた赤褐色。小豆の皮の色ですね。色名としては、江戸時代に入ってから出てきたものですが、小豆は、弥生時代から食べられていたとの事です。辰砂(しんしゃ)が、…

辰砂(しんしゃ)というのは、日本では『丹(に)』と呼ばれる鉱物のことです。水銀を含む天然の鉱物で、朱色の顔料や漢方薬の原料となります。中国において辰州(現在の湖南省近辺)で良質のものが多く…

篆香の『篆』は、篆書(てんしょ)の篆です。篆書・・・テンショ?あまり聞いたことはないかもしれないけど、見たことはあると思います。ほら、実印のような読めないハンコの文字、って言えば、わかるか…

カラスの濡羽色(ぬればいろ)というのは、遥か万葉の時代から、女性の黒髪を形容する言葉として使われてきました。艶やかで、光のあたり具合によっては、緑にも紫にも見える美しさを表現したものです。…

彩り香について、興味はあるけど、今ひとつ、よくわからない、という方のための説明会です。いつもは、お一人ずつ、お知りになりたいことが違うので、基本的には個別で対応させていただいています。だけ…

『かめのぞき』って、一度聞いたら忘れられない色名だと思いませんか?私は初めて聞いた時、なに?それ?て思いました。『かめのぞき』は、甕覗き、と書きます。甕(かめ)を覗くんですね。何の甕を?答…

柳腰といえば、女性の細くしなやかな身体の様子を表す言葉。柳眉といえば、美人の美しい眉のこと。柳は、風に揺れる様子が、たおやかで優しい印象が特徴ですね。平安時代にも、『かさねの色目』には、春…

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