紫檀色(したんいろ)
2024/03/29
紫檀(したん)は、木材の色です。
紫檀のタンスといえば、最高級の家具。
他には、仏壇や仏具、琵琶や三味線などの楽器にも使われています。
木質が緻密で、重くて固いというだけでなく、磨くと美しい光沢が出るところが、高級感を醸し出します。
加えて赤紫の暗褐色という色が、日本人に好まれたということもあるかもしれません。
古くから、工芸材料として輸入されてはいたけれど、特に明治以降、ローズウッドの訳語として『紫檀(したん)』という色名が定着しました。
ローズウッドは、マメ科のツルカイサチ属の仲間で、切った時に、バラのような芳香がするものを指します。
紫檀(したん)も、ツルカイサチ属に属しているから、というのが、その理由のようです。
ローズウッドは、精油としてご存知の方も多いかと思います。
2017年に、ワシントン条約でローズウッドの輸出が規制されて以来、手に入りにくい精油となっています。
ワシントン条約とは、
日本語で『絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約』というもので、サンダルウッド(白檀)なども、その対象となっています。
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