檸檬色(レモンいろ)
2024/12/18
檸檬・・・なかなか、書けない漢字のひとつですね。
読み方も、むつかしい!
フツーに読めば「ねいもう?」
レモンは、明治時代になってから、日本にやってきた果物。
『レモン』というのだと知って、漢字を探したようです。
檸・・・・・ミカン科の常緑低木の名称に用いられる字
檬・・・・・古代中国で、木の上になる果物を「檬果」といったので、をれを参考にして
苦労の末に選ばれた漢字が、こんなむつかしいものだったのですね。
レモンの原産地は、インドのヒマラヤ山麓。
9世紀にシチリアに持ち込まれたことにより、以後、シチリアはレモンの大原産国に。
日本に渡ってきたのは、明治31年。
輸入自由化による打撃など、紆余曲折を経て、現在は、再び国産レモンへの関心が高まっています。
受講生の方に
「酸っぱい色って、どんな色?」
とお尋ねすると、ほとんど「黄色」という答えが返ってきます。
「何故?」と聞くと
「なんとなくレモンを思い浮かべて・・・・。」とのこと。
この酸っぱさが、さわやかさと重なるのか、レモンには、あまり暗いイメージがありません。
それが、そのまま、色のイメージにつながります。
有彩色の中で、もっとも明るい色が黄色といいうことからも、黄色の色彩心理には、「明るい」というキーワードがあります。
中でも檸檬色は、赤みを含まない、光輝性のある黄色になります。
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