金糸雀色(かなりあいろ)
2023/07/15
『金糸雀』はカナリアと読みます。うまく表現した漢字だと思いませんか?
カナリアは、アフリカ大陸の北西、カナリア諸島に野鳥として生息していました。
その鳥が、1人のスペイン人によってヨーロッパに持ち込まれ、飼い鳥として品種改良されたそうです。
品種改良されても、野鳥としてのプライドがあるのか、自立心が強いとされています。
あまりかまってもらえなくても、ストレスを感じないだけでなく、むしろ、触られることをあまり好みません。
カナリアは、空気の変化に敏感で、炭鉱で毒ガス察知のために使われていたという話は有名です。
ガスのニオイに敏感で、察知するとそれまでのさえずりをやめるので、窒息ガスや毒ガス早期発見のための警報として、籠に入れて連れていたというのです。
このことから、今でも投資の分野では、
炭鉱のカナリア = 暴落などの危険や転換期の前兆
という意味で使われています。
色は、赤や白の他、羽がうろこ状の斑紋に覆われたものもいます。
そんな中で、カナリア色といえば、レモンイエローを思い浮かべるのは、サッカーのブラジル代表のイメージが定着しているからかもしれませんね。
和の色名で、カナリア色とされるのは、もう少し、くすみのある色です。
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