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⑦【和の色クイズ】浅黄色と浅黄色

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⑦【和の色クイズ】浅黄色と浅黄色

浅葱色と浅黄色、どっちが正しい?

同じ読み方でも色は全く違います

先日テレビで、90年代の懐かしの歌特集をやっていました。

次々聞こえてくる懐かしい曲・・・。

メロディーと共によみがえる数々の思い出・・・。

そんな中、始まったのが『精霊流し』

  去年のあなたの思い出が

  テープレコーダーから流れてきます

  ・・・・・

  あなたの愛した母さんの

  今夜の着物はあさぎいろ

?????

色?あさぎいろ?

それまで、歌詞と共に目の前に浮かんでいた情景が途切れます。

というのは、「あさぎいろ」には2種類あるからなんです。

1つは『浅葱色』、もうひとつは、『浅黄色』

色は全く違います。

歌に出てくる「あさぎいろ」は、どっちだと思いますか?

浅葱色

浅黄色

浅葱と浅黄、どちらも混同されながら平安時代から使われていた色名です。

<浅黄>

浅黄は、本来は「あさきき」と読みます。

黄色の浅い色。対して、黄色の深い色、深黄(ふかきき)という色もあります。

黄色は、苅安という草、黄蘗という木の皮、クチナシの実など今でいう草木染め。

江戸時代より、はるかに色を作りだすことが難しかった時代だからこそ、色に対する思いも深いものだったのかもしれません。

繊細な色の変化を楽しみました。

<浅葱>

平安時代、都のあった京都では、葱と言えば青ネギ。

すき焼きに欠かせないのは、この葱です。

「葱色」と聞けば、あのツヤのある緑色が浮かんだことでしょう。

 

布を葱色に染める時、まだ染め方の足らないうすい色を「あさぎいろ」と表現していました。

そして、「あさぎ」という話し言葉を文字として残す時に当てた漢字が「浅葱」となったり「浅黄」と混同して記載された、というのが本当の所のようです。

 

そして、江戸時代には『浅葱色』が主流となっていきます。

これは、江戸時代に爆発的に大流行した『藍色』と無縁ではありません。

(浅葱色の詳しい話は、和の色コラムを是非お読みください)

平安時代と江戸時代の間には、戦国時代があります。

戦になれば、武士でなくても足軽として駆り出されます。

明日をも知れぬ自分の命。

人が人によって殺される時代を経て、ようやく得たの「平和」な時代、人々が求めたものは「落ち着きの中での変化」だったのではないでしょうか。

その極みが、粋(いき)の文化に発展していったと思うのです。

いかにして「粋」を演出するか?

それが、平安時代とはまた違った別の意味で、色に対する思いから、繊細な色の変化を楽しむようになるのです。

彩り香のおけいこ12では、お香や色から、その時代の変化・トレンドを知り、今に続く私たちの「あたりまえ」のルーツを探ります。

タイミングが合えば、是非、ご参加ください。

 

あ、そうそう、『精霊流し』に出てきたあさぎいろは、歌詞を検索すると「浅黄色」になっていました。

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