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⑨黒い服って、どんな存在ですか?

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⑨黒い服って、どんな存在ですか?

【色彩心理】黒

黒い服って、どんな存在ですか?

うちの息子は小さい頃、私が黒い服を着るのをとても嫌がりました。

時代はバブル期といわれるイケイケの頃。

黒のコートや皮のパンツがカッコイイと思った私も、出かける時には身につけていました。

 

だけど、息子が嫌がるのです。

「葬式か?」と・・・・。

 

男の子だし、ファッションに精通しているお洒落な子でもないし、ましてや母親の着ているものにそんなに興味のある子でもない、と思っていたのですが

なぜか「黒」を着ている母は、イヤだったみたいです。

もともと、色が主張しすぎる感じで、私には似合わない色なのですが、

やっぱり「流行り」ってものもあるし

やせて見えるかな・・・なんて思惑もあるし

それに「黒を着ておけば、安心」っていうか、目立たなくていいんじゃない?っていう気持ちも働くし・・・。

「黒」には威厳・荘厳 気品  

といったキーワードもありますが

遮断・闇・悪・覆う・無

といったものもあります。

 

色彩心理的には、どの色でも「ありすぎても、なさすぎてもダメ」ですが、特にこの黒という色は見た目にも強く、使いすぎると主張が強くなりがち。

もし、黒にしておけば 「目立たなくていいんじゃない?」という気持ちがあるのなら、そこには「自分の嫌な部分には、蓋をしてしまおう」という気持ちを強調したものになります。

それは自分で自分のことを認めないことにつながります。

「いいじゃない、私は黒が好きなんだから。」

という人なら、黒のどういったところが好きなのか、どんな色彩心理のキーワードがしっくりくるのか、もう一度考えてみてはいかがでしょう?

何故、この色が好きなんだろう?

いつからだろう?

何か、きっかけって、あったっけ?

もし、黒じゃないなら、どの色を選んでいたのだろう?

 

その自分に対する探求が、新たな魅力にきづくきっかけになるかも?

あなたにとって、黒い服ってどんな存在ですか?

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