『お香』というのは、白檀と沈香、そして沈香の中で特別な条件を備えた伽羅(きゃら)のみです。
『黒沈香』とも呼ばれます。
自然の条件が重なって、偶然できるものなので、その需要に供給が追い付かないのは、今も昔も変わりません。
江戸時代、吉原の花魁の気持ちをつかみたい大名たちが、家宝の伽羅香をこっそり持ち出し、プレゼントに使ったことで大騒ぎになったという話もあるくらい。
優雅でふくよかな香りは、値千金(あたいせんきん)とも言われました。
そんな『伽羅』なので、当然、とっても、お高い・・・・
でも、お香にかかわる者としては、年に一度くらいは、その香りを楽しみたいと思いませんか?
おけいこ12では、毎年9月のお香ワークを『聞香(もんこう)』にして、源氏香という、お香の聞き比べゲームを楽しんでいただいています。
今年は、香楽師のみなさんも、このゲーム、ご一緒なさいませんか?