丁子が戦争の原因だなんて・・・

美味しいものが食べたい!

『おいしいものが食べたい』というのは、昔も今も変わりはないようです。

丁子は、ヨーロッパでは、香辛料としての役割が重要で、実はこれを求めて、取り合いの戦争まで起こった時代もありました。
 
 
 
スパイス戦争って、聞いたことないですか?
狩猟民族の彼らにとって、肉の臭みを消し、美味しく食べるためのスパイスとして欲しがる人が多く、莫大な利益を生む商品だったのです。
 
詳しくは、
 S&Bさんのサイト に載っています。
 
スパイスの中でも胡椒よりも貴重とされたクローブとナツメグをめぐる争いは激化します。
そして、イギリスとマルク島の覇権争いをしていたオランダは、信じられない方法を考え出したのです。
 
島民の大多数を島から連れ出し、奴隷として売ってしまい、かわりにオランダ人を移住させて島そのものを乗っ取ってしまったのです。
こうして、完全な独占を実現したオランダは、巨万の富を得て、その勢力を日本の長崎にまで伸ばしてくることができたのでした。
おいしいカステラが食べられるようになったのも、元はといえば、丁子からだったんですね。
 
 
その『丁子』ですが、インドや中国においては、紀元前より殺菌・消毒といったことに使われていました。
ヨーロッパで香辛料として取り合いになったクローブも、中国においては、すでにある多くの調味料の中の一つでしかありませんでした。
むしろ、クスリとしての効用が重要視されたのでした。
 
薬としては、腹痛、嘔吐、下痢、吃逆(しゃっくり)などに使われてきました。
虫歯の痛みにもこれを口の中に含むことにより、痛み止めとしとしての需要もあったようです。
 
漢方薬とは ▶︎   薬膳と漢方と東洋医学の違い
 
 
これらに使う部分は、花のつぼみです。
乾いた丁子のつぼみが、釘のカタチに似ていたことからこの名がつきました。
和釘というのは、こんなカタチです。
今でも、神社仏閣・城郭などの古建築物の修理復元に無くてはならない物が、この和釘です。
 
 
薬としての丁子を日本に伝えたのは、鑑真和上でした。
鑑真は仏教の高僧であるだけでなく、薬学の知識にも長けていました。
彼が中国から持ち込んだ薬の一部に、今、わたしたちに馴染みのある
お香が使われていたのです。
 
お香として使う丁子には、おもしろい特性があります。
五味で分けると『辛い』に分類される丁子ですが、それは、常温で香りを聞いた時の事。
火にあたると、とても甘くなるんです。
 
これが、手作り線香の楽しいところ!
よければ、是非、ご自分でお試しください!!
 
●11月および12月
線香つくりのご案内●
・11月3日(水・祝)
・12月4日(土)
共に13:30~15:30
 
 
 
  
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